くる、きっとくる・・・。

http://d.hatena.ne.jp/seiryu-unjack/20050315
にも話題に出しましたが、今日の報道ステーション共謀罪の話題が出てました。
見て思うに、共謀罪が施行されれば以下の権利が否定される。
労働三権・環境権関連・行政に関わる権利・言論の自由など、民衆に関わるほとんどの権利が否定される事になるのだ。*1
またこれが施行されれば間違いなく国民の99.9%は犯罪者になりかねない。*2
しかも、十分な議論がなされていないようだし、民主党も反対しているようで、実は修正案を作っていたりする。要するに政府は容認しているのである。少なくとも現在の憲法にそぐわない内容であり、戦前の治安維持法の二の舞になる可能性はおおいにあるというよりも将来的にそこまで及ぶと言っても過言ではないのだ。
なぜなら治安維持法は制定より数年経つと共産党弾圧の目的などに乱用した実績がすでにあるからである。だから、共謀罪が仮に施行されるとして乱用されないという保障はいっさいない。
政府は組織的犯罪団体など限られたものだと主張しているが、それならば組織的犯罪対策法とかという明確な名称を用いればすむ事である。共謀罪などというあいまいな名称を付ける必要性はない。
何も別にうしろめたいとかそういうことで言っているのではない。なぜなら共謀罪だけに注目する事は実に危険なことであるからだ。
というのも歴史的に戦前の状況と現在の法律などで一致するところがあるのである。

  • 携帯電話

現代人には欠かす事のできないものである携帯電話。最近ではGPS機能がついているものが多い。だが、そこには裏が潜んでいる。
もし将来国が携帯電話会社を乗っ取ったとすれば、国によってあなたの居場所が管理される。それゆえに戦争状態に近づく事になれば、逃れられない状態になるのである。もし逆らえば投獄されることにもなりかねない。
戦前はもちろん携帯電話はないが、現代だと戦前以上に厳しく管理される可能性は大いにある。

関連項:http://d.hatena.ne.jp/seiryu-unjack/20050301

個人を番号に振り分け、個人情報がそこにつまっている住民基本台帳ネット。これにも裏が潜んでいる。
これは将来の徴兵制で悪用される可能性があり、召集令状が出されたら逃れられない。しかもその現場では番号で呼ばれるという今の日本では考えられない苦痛を味わう事になる。

  • 奉仕活動

将来高校のカリキュラムに含まれるといわれる奉仕活動。これも徴兵制として悪用される可能性が大いにある。だから自分は独身で貫くという理由にこのことも念頭に置いている。将来自分の子供が戦争にいくということになれば、かなり苦痛なことであるのは承知であるからだ。

これはいかにも響きがいい法律ではあるが、これも裏をとると徴兵制に関連する。
戦前は徴兵されないためには醤油を大量に飲んだり、食中毒にわざとなったりなどするという方法をとるしかなかった。
要するに、将来的に健康である国民は戦場へと繰り出される可能性は大いにある。
自衛隊がある以上そのことは念頭に置いた方がよい。将来的に戦争状態になったとして、戦争に行かない人間や、障害者の方々とかは非国民とされてしまうのだ。これほど嫌なことはないだろう。

そして共謀罪は将来的に思想統制に至りかねないものです。

再び繰り返すようですが、これだけ揃えば、ほら、あの悲劇へのロードに繋がっているわけです。

今、日本は小泉政権のあとに独裁者が出てこようとしています。日本国民の大半は現在の憲法の権利の上で眠っているでしょう。眠っていてはダメです。少なくともこの日記を読んでいる人は・・・。

権利の上で眠っていると確実に権利を失ってしまいます。
権利の上で眠っていると確実に権利を失ってしまうことはすでにあの有名な丸山正男氏の著書「である」ことと「する」ことにも書かれています。

関連項:http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/kokugo/dearu.htm

今の政権を打破できるのはあなたです。おどらされている国民は権利の上に眠る者そのものであります。

*1:すぐにではなくてもいずれは・・・。

*2:解釈次第ではここまでいくことになる