中央道多重衝突事故

http://www.asahi.com/national/update/0914/TKY200609140174.html
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060914/eve_____sya_____014.shtml


あの場所で起こってしまった事故ですね。通ったことがあるのでわかります。現在R=300mという高速道路の中では急カーブで、中央道の難所の一つというよりむしろ一番の難所だと思います。*1
朝ズバッでみのもんたが、「事故があんなにおこっているなら速度をあげさせない対策を施すべきだ」とか車間距離の問題についていっておりますが、自分はみのもんたにもの申す!
そもそも中央道は有数の山岳高速なので、運転には注意を要さねばならない。事故が発生した時間帯は深夜でなおかつ物流系統のトラックが多い時間帯だ。トラックの運ちゃんは深夜帯であるがゆえに車間距離をあまりとらないケースが多い。これが事故の程度を増大させた結果になったのは言うまでもない。
何がいいたいかと言うと『自信過剰』ということである。自信過剰によって事故が起こるケースは非常に多い。*2
今回も『自信過剰』がキーワードとして当てはまるのではないかと思う。今回の事故でトラックに囲まれ逃げ場を失った乗用車がぺしゃんこになってしまうというケースは多重事故では必ずといっていいほど起こりえるのである。
確かに気をつけていても事故が起こるという事もある。しかし、そのようなケースはごく稀なことであることを肝に銘じるべきである。
事故当時は天候が悪く、なおかつ深夜帯、そして危険地帯であることからたとえ50km規制がしかれていなくとも注意を払わねばならない。
しかしながら幸いな事に飯田IC〜中津川ICは危険物積載車両が通れない*3ので、タンクローリーが事故に加担する事はなかった。もし、事故の中にタンクローリー*4がいれば、さらなる大惨事になっていたことだろう。
今回の事故で亡くなった親子は恵那に行く予定だったとのことですが、あと少しといったところで事故に巻き込まれた事に際し、お悔やみを申し上げるとともに心からご冥福をお祈りします。

機会があれば、高速道路の危険をまとめてみようかと思います。
おわり。

*1:運転してなくても体が自然に傾く。ちなみに大昔はR=250mだった

*2:飲酒運転はその典型例といえる

*3:恵那山トンネルがあり、そこは危険物積載車両通行止めのため

*4:に限らず塩酸積載車などもあるが