ホリエモンとそのまわりの幹部たちにぴったりの文章。
出典:入谷敏男『権力はいかにしてつくられるか』
抜粋:成蹊大学法学部2002年度入試問題
一部改変。
ライブドア事件*1のような失態を見ても、見ぬふりをし、依然として権力者*2に服従するのは、自己保全のためであり、相手をかばい、これをひきたてることに専念してきたのが、その権力者の周りにいる側近たち*3であった。もしそれを指摘すれば権力者の失墜となるので、相手に対してごまをすり、平身低頭するというのが、これまでのならわしであった。
しかし、そのような欠点の誇示がいつまでも長続きするわけがない。そうすると、今まで権力者を慕ってきた追従者たち*4は、彼らとたもとを分かち合うか、反逆をおこすかであり、そのときはじめて、化けの皮がはがれ、権力が失墜していくことになる。古今東西を通じ世の中の栄枯盛衰は、このような権力抗争の分裂を繰り返すことによって行われてきた。
思うこと
全部がそうだとはいえなくても、文章の一部を見る限りでは合致することがあるかと思います。
おわり。